アイスクリームは、夏の暑い日に涼しさを感じたり、様々なシーンで楽しまれる人気のあるデザートです。
しかし、その美味しさと共に、アイスクリームの栄養価や健康的にアイスクリームを楽しむことが重要です。
本コラムでは、アイスクリームの栄養価と健康的に楽しむポイントについて解説します。
アイスクリームの種類
そもそも、アイスクリームにはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか?
アイスクリームのパッケージに記載されている栄養成分を見ると、一般的に高いカロリーと脂質や炭水化物を含むことがわかります。
一般的には、アイスクリームは100g当たり約180kcalとされています。
また、アイスクリームと言っても、様々な種類が存在しており、その種類によっては栄養成分は異なります。
具体的には、乳成分の量によって厚生労働省により下記の4つに区分(種類別)されています。
アイスクリーム
アイスクリームは、乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれています。乳固形分が15.0%以上であり、うち乳脂肪が8.0%以上のものが「アイスクリーム」になります。これによりリッチで濃厚な味わいが特徴です。乳成分が豊富で、たんぱく質、脂質、ビタミン、カルシウムといった栄養価も高いです。美味しい風味から、特別感を演出できるデザートとして楽しむことができます。
アイスミルク
アイスミルクは、乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームに比べて少なくなっていますが、乳固形分が10.0%以上、うち乳脂肪分が3.0%以上含まれています。アイスクリームに比べて乳脂肪分が少ないため、軽い味わいとなっています。また、水分が多く、あっさりとした口当たりになるのが特徴で、さっぱりとしたアイスを好む方に選ばれやすいです。
ラクトアイス
ラクトアイスは、乳固形分がアイスミルクよりもさらに少なく乳固形分3.0%以上含まれており、植物油脂などが使われることもあります。アイスクリームやアイスミルクに比べて乳成分が少ないため、カロリーはやや低めな商品が多いです。
氷菓
氷菓は、乳固形分が含まれていないため、アイスクリーム類には分類されません。アイスキャンディーや果物がほとんどのシャーベットがこのカテゴリーにあたります。軽い食感や爽やかな味わいが特徴で、夏の暑い日にぴったりです。低カロリーでヘルシーなデザートとしても人気があります。
アイスクリームの基本的な栄養価
アイスは甘いデザートであり、体に悪いイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、主原料は牛乳であり、栄養分も含んでいます。
そのため、アイスに含まれる栄養は牛乳に含まれる栄養が中心になっています。
それぞれ確認していきましょう。
たんぱく質
アイスクリームには乳成分が豊富に含まれているため、たんぱく質が含まれています。たんぱく質は筋肉や臓器の修復、免疫機能の維持などに欠かせない重要な栄養素です。一方、アイスミルクやラクトアイスはアイスクリームほど多くのたんぱく質を含んでいませんが、それでも摂取することで一定の栄養価が得られます。
炭水化物
アイスクリームには糖分が含まれており、これが主な炭水化物の源です。炭水化物はエネルギーの供給源として体に必要ですが、過剰に摂取すると血糖値の急上昇や体重増加の原因となるため、適量を心掛けることが大切です。アイスミルクやラクトアイスも同様に炭水化物を含みますが、製品ごとにその量は異なりますので、成分表示を確認することが重要です。
脂質
アイスクリームの濃厚な味わいは主に乳脂肪分によります。アイスクリームには8.0%以上の乳脂肪が含まれていますが、アイスミルクには3.0%以上、ラクトアイスには、さらに低い脂肪分しか含まれていません。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は肥満や生活習慣病の原因となるため、量を適切に管理することが求められます。
ビタミン
アイスクリームはビタミンAやビタミンDなどの脂溶性ビタミンが含まれている場合があります。これらのビタミンは視力の維持や骨の健康に役立ちます。しかし、ビタミンの量は製品によって異なるため、アイスクリームを選ぶ際には成分表示を確認することがおすすめです。
ミネラル
アイスクリームには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に欠かせない成分です。アイスミルクやラクトアイスでもミネラルを摂取することができますが、含有量はアイスクリームに比べて少ないことがあります。
アイスクリームの添加物と健康への影響
アイスクリームは、主原料が牛乳ということもあり、多くの栄養素を含んでおりますが、すべてが身体によいというわけではありません。
アイスクリームには、香料、着色料、安定剤などの添加物が使用されていることもあります。これらの添加物は、風味や見た目を向上させる一方で、一部の人にはアレルギーや過敏症の反応を引き起こす可能性があります。食べ過ぎに注意するとともに、添加物などにも目を向けると良いでしょう。
健康的にアイスクリームを楽しむポイント
量を適切に管理
アイスクリームを健康的に楽しむためには、まず量を適切に管理することが大切です。アイスクリームの栄養価は高いですが、過剰な摂取はカロリー過多につながります。1回の適量を守りながら、バランスよくアイスを楽しむように心掛けましょう。
成分表示を確認
アイスクリームを選ぶときには必ず成分表示を確認しましょう。アイスクリームの種類によって栄養価には違いがあります。特に乳成分や乳脂肪の含有量が高い製品は、たんぱく質やカルシウムが豊富ですが、その分カロリーも高めです。ラクトアイスやアイスミルクなど、成分値の基準が異なるので、その違いを理解した上で選ぶと良いでしょう。
低カロリー・低糖質のアイスを選択
最近では、健康志向の高まりから低カロリーや低糖質のアイスも多く販売されています。こうした選択肢を利用することで、糖質やカロリー摂取を抑えつつ、アイスのおいしさを楽しむことができます。特にラクトアイスや氷菓などは、通常のアイスクリームに比べてカロリーが低めです。
運動とのバランスを保つ
アイスクリームを食べる際には、普段の運動とバランスを取ることが重要です。日常的に適度な運動を行うことで、アイスクリームのカロリーを消費しやすくなり、健康的な体重管理がしやすくなります。アイスを楽しむすべとしては、ランニングやウォーキングなどの軽い運動を取り入れるのも効果的です。
まとめ
いかがでしょうか?
アイスクリームは美味しいデザートですが、過剰な摂取や添加物の問題に注意する必要があります。
バランスの取れた食事と運動を心がけつつ、適切な量を楽しむことが健康的なライフスタイルを維持する鍵と言えるでしょう。
アイスクリームは一時の楽しみであると同時に、健康への意識を持つきっかけとなる存在でもあることを忘れずに、上手に楽しんでいただきたいと思います。
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