私たちの食は、いま大きな転換点を迎えています。2026年に注目されているのは「健康にやさしい」「作る人にやさしい」「地球にやさしい」という3つの視点です。この流れの中心にあるのが、発酵食品・冷凍野菜・サステナブル食材です。

これらは一時的なブームではなく、少子高齢化や人手不足、環境問題といった社会の課題と深く結びついた”これからの当たり前の食材”になろうとしています。とくに学校給食や高齢者施設、病院給食などの現場では、「安全に食べられること」「調理しやすいこと」「無駄が出にくいこと」が欠かせません。

今回のコラムでは、3つのトレンド食材がなぜ注目されているのか、そして現場でどう活かせるのかを、ご紹介します。

 

なぜ今「発酵食品」が注目されているのか?

おなかにやさしい食べ物だから

 発酵食品には、乳酸菌や酵母など、体に良い働きをする微生物が含まれています。これらは腸内環境を整え、免疫力を支える可能性があることから、「健康に役立つ食材」として再評価されています。

高齢者の方は食欲が落ちたり、消化機能が弱くなったりしがちですが、発酵食品は比較的食べやすく、体への負担が少ないのが特徴です。また、発酵のうまみやコクがあるため、塩分を控えても満足感のある味に仕上げやすい点も現場では重宝されています。

給食・高齢者施設での使い方

 発酵食品は、特別なメニューにしなくても日常食に取り入れやすい食材です。たとえば、朝食にヨーグルトを提供したり、味噌汁のだしを工夫したり、甘酒をデザートに活用したりといった方法があります。

また、塩麹や醤油麹を使えば、肉や魚、野菜をやわらかく仕上げながら風味を高めることができます。デザート分野でも、甘酒ゼリーやヨーグルトムースなど、発酵を活かしたやさしいスイーツが広がりつつあります。

 

冷凍野菜は「便利」から「安心・高品質」へ

冷凍でも栄養がしっかり残る理由

 「冷凍野菜は栄養が少ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、最新の冷凍技術では、収穫後すぐに急速冷凍することで、栄養価や色、食感を保ったまま保存できます。

むしろ、流通や保存の途中で劣化しやすい生鮮野菜よりも、冷凍野菜の方が栄養をしっかり維持できる場合もあります。そのため、冷凍野菜は単なる”時短食材”ではなく、「品質が安定した食材」として評価が高まっています。

現場にうれしい3つのメリット

 冷凍野菜の大きな強みは、現場の負担を減らせることです。

1つ目はフードロス削減です。必要な分だけ使えるため、余らせて捨てることが少なくなります。

2つ目は下処理の手間削減です。洗う・切る・下茹でするといった作業が不要なため、人手不足の現場でも助かります。

3つ目は安定供給です。季節に関係なく同じ品質の野菜が使えるため、献立が立てやすくなります。

デザートへの活用例

 冷凍野菜は料理だけでなく、デザートにも応用できます。冷凍かぼちゃピューレを使ったプリンや、冷凍フルーツを使ったゼリー、野菜入りのやわらかデザートなど、栄養とおいしさを両立したメニュー展開が可能です。

 

サステナブル食材は”特別”から”当たり前”へ

サステナブル食材ってなに?

 サステナブル食材とは、「地球にやさしく、未来につながる食材」のことです。たとえば、規格外で捨てられがちな野菜の活用、植物由来の原料、フードロスを減らす食材、環境に配慮した農法で作られた食材などが該当します。

これまでは「意識の高い人が選ぶ食材」というイメージでしたが、2026年に向けては、企業や施設が”当たり前に選ぶ食材」へと変わりつつあります。

学校給食・高齢者施設とのつながり

 学校給食では、サステナブル食材は食育の教材としても活用できます。「なぜこの食材を使うのか」を子どもたちに伝えることで、環境や食べ物の大切さを学ぶきっかけになります。

デザート分野での広がり

 デザートの世界でも、植物由来のゼラチン代替品を使ったゼリーや、廃棄フルーツを活かしたスイーツ、地元産の果物を使ったおやつなど、サステナブルな商品開発が進んでいます。

 

3つの食材を”組み合わせて”使うアイデア

やさしい組み合わせ例

 3つのトレンド食材は、単独で使うだけでなく、組み合わせることで価値が高まります。たとえば、冷凍フルーツと発酵ヨーグルトを合わせたデザート、規格外野菜のピューレを使ったゼリー、甘酒をベースにした栄養補助デザートが考えられます。

これらは「おいしさ」「栄養」「環境配慮」の3つを同時に満たすメニューです。

現場の課題をやさしく解決

 人手不足には冷凍食材、栄養不足には発酵食品、フードロスにはサステナブル食材といったように、それぞれの課題に対応できるのがこの3つの強みです。

単なる流行ではなく、現場の悩みを軽くする”実用的な食材”といえます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

2026年の食は、特別なものではなく、誰にとってもやさしい食へと向かっています。

・発酵食品は体にやさしい

・冷凍野菜は作る人にやさしい

・サステナブル食材は地球にやさしい

この3つがそろった食が、これからの標準になっていくでしょう。

給食や介護食、そして業務用デザートも、「おいしくて、やさしくて、持続可能」な方向へ進化しています。

日々の献立や商品選びのヒントとして、ぜひこれらの食材を取り入れてみてください。

 

 

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