高齢者の方が健康的な生活を送るためには、食事は重要な要素の１つとなります。
栄養バランスだけでなく、嚥下レベルに合わせた食事、介護食の提供がポイントになります。
今回は介護食について、その見た目の重要性や、おすすめデザートについて解説していきます。
介護食とは
介護食とは、噛む力や飲み込む能力が弱っているような高齢者の方でも安全に食べることができるような食事のことを指します。
反対に、健康な人向けの食事は「通常食」とされています。
高齢者の方は、歳を重ねるにつれて歯の衰えや筋力の低下が生じ、今まで食べることができていた食事でも噛みにくい、飲み込みにくいといったことになってしまいます。
こういったことが原因となり、食欲の低下や食事が気管に入ってしまう誤嚥などを引き起こすこともあります。介護食は、このようなリスクを抑えるために調理方法などに工夫がされています。
近年では、すぐに簡単に食べられるようパック詰めになっているタイプの介護食や、すでにやわらかく調理してある食材などがスーパー等で販売されており、目にしたことがるという方も多いかもしれません。
介護食の４つの区分
一括りに介護食といっても、すべて同じというわけではありません。食品の硬さや粘度などにより、４つの区分にわけることができます。
きざみ食
一つ目はきざみ食です。その名の通り、食品を細かく刻んだ食事になります。噛む力は弱まっていたとしても、飲み込む力は保てている方向けの介護食といえるでしょう。
また、口周りの筋力の低下により、口が大きく開けられないといった方にも向いています。
やわらか食
二つ目は、やわらか食です。「ソフト食」「軟菜食」「ムース食」などと呼ばれることもあります。食材をやわらかくなるなるまで煮込んだり、ミキサーにかけてから固めたりといった調理方法で作られます。
噛む力だけなく、飲み込む力も弱ってきたという方向けの介護食になります。
ミキサー食
三つ目はミキサー食です。このミキサー食は、噛む力がほとんどなくなっており、飲み込むのが難しいといった方向けになります。食材をミキサーにかけてポタージュ状になっているのがミキサー食です。
そのまま飲み込むことができますが、無意識のうちに誤嚥を引き起こす可能性もあるため、粘度の調整には注意が必要です。
ゼリー食
四つ目は、ゼリー食です。このゼリー食は、ミキサー食にゼラチンや寒天などを加えてゼリー状に固めて作られます。噛む力がほとんどなく、飲み込む力に関する嚥下機能に障害があるような方は、このゼリー食を食べることになります。
ミキサー食を上手く飲み込めず、むせてしまう人の食事に向いてます。
高齢者に喜ばれる介護食の３つのポイント
高齢者の方でも食べやすいように工夫がされた介護食ですが、単にやわらかく調理るれば良いというものではありません。
ここからは高齢者の方に喜ばれる介護食のポイントについて紹介します。
見た目にこだわる
一つ目は見た目にこだわるという点です。
介護食は、ポタージュ状やゼリー状になっており、見た目が優れているとは言えません。
そのため、食欲をそそる見た目とまではいかないでしょう。また、老健施設などで周りの人と一緒になって食事を取る場合、自分だけ他の人と違った形状の食事を食べるということにより、疎外感を感じさせてしまうかもしれません。
そういった思いを感じさせないためにも、見た目にこだわった介護食を提供するようにしましょう。
同じ食事ばかりにしない
二つ目は、同じ食事ばかりにしないという点です。
同じような形状、同じような食事が続いてしまうと、マンネリ感が生まれるでしょう。
食事は栄養補給ではなく、生活の中に彩を持たせる要素の一つでもあります
飽きさせないためにも、旬の食材を活用したり、行事食を取り入れることが大切です。
栄養面にも配慮を
三つ目は栄養面への配慮です。
高齢者の方は、運動能力が落ちて空腹を感じにくくなったり、噛む力や飲み込み力といった食べる能力が落ちることで、食べることができる量が落ちてしまいます。それに伴って、生活に必要とされる栄養素を十分に摂取できなくなってしまうというリスクも発生します。
そのため、栄養面にも気をつけた介護食を提供しましょう。
どうしても食事だけでは補いきれないという場合は、デザートや間食などで必要な栄養素を摂取することをもおすすめです。
見た目がよく、高齢者でも食べやすいおすすめデザート
見た目が良く、高齢者の方でも食べやすいデザートとして、「ギュッと完熟シリーズ」をご紹介します。
ギュッと完熟シリーズは、見た目はカットフルーツそのものの形をした新感覚デザートです。やわらか食なので、高齢者や咀嚼力や嚥下力が弱くなってしまている方でも簡単に食べることが可能です。
また、ミキサー食の方にも適せるように簡単にスプーンでつぶして食することができるので、やわらか食からミキサー食の方まで、どなたにでも、このデザートを提供できるので、 別々にデザートを調理、準備する必要はありません。
味は白桃、りんご、和梨の３種類をラインナップ、これらの３種類で季節感を出すことも出来ます。
栄養素については、３粒（５０グラム）で８０キロカロリー摂取できます。
また、普段のお食事では摂取しにくいとされている鉄分も3粒（５０グラム）で６ミリグラムを摂取できるので、低栄養を予防できる商品となっております。
詳細な商品情報については、下記よりご確認ください。
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まとめ
いかがだったでしょうか？
介護食は形状や味だけでなく、見た目も非常に重要です。
介護食を提供されているという方は、ぜひ見た目にもこだわった食事を提供してみてはいかがでしょうか。
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